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お知らせ

【連載】月刊 人事マネジメント2011年12月号

2011.12.01

人事マネジメント2011年12月号_モチベーションの強化書.jpg

月刊 人事マネジメント2011年12月号(株式会社ビジネスパブリッシング発行)より
弊社代表:門田政己が連載を担当しています「持続可能な組織の条件」が発売されました。
今回の記事テーマは「人のために人事が機能している」です。


お買い求め>>> http://www.busi-pub.com/


以下、連載の内容になります。
みなさまの企業にとって何かヒントになれば幸いです。
※ 内容の公表につきましては、月刊 人事マネジメント誌より承諾を頂いています。


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◆筆者
門田 政己(かどた まさみ)1975年生まれ:愛知県出身。建築コンサルタントを経て、リクルートにて新規事業の立上げ・既存事業の立直しを手掛ける。2007年に創業し2010年にMON株式会社を設立。営業教育・組織活性化をテーマに過去支援してきた組織は500以上。著書『心の時代の感動サービス 実例107話』(坂本光司教授他編著:同友館)

◆企業情報
MON株式会社
〒104-0061東京都中央区銀座5丁目6番12号 bizcube 7F
メール info@moncompany.co.jp
電話 03-6311-7584(代表)
ホームページ http://www.moncompany.co.jp/

◆第1回 持続可能な条件:「人」のために人事が機能している

私は,組織を持続させる上で人事の役割が非常に重要であることを説き続け,経営層や人事の方々と協力し合いながら組織支援を行ってきました。結果的に500以上の組織を支援するなかで,景気・業界・規模・立地など外的な要因に関わらず持続可能な成長や経営を続けている組織と,志半ばで世の中から消えていく組織とに分かれていく様子を間近で見てきました。この連載では事例を交えながら「持続する組織人事の共通点」を紹介していきたいと思います。

◆人事のミッションは何であったか?

人事の仕事は大きく「確保」「育成」「評価」の3 つに分かれます。会社によっては採用・教育・制度・労働環境の整備など分野別に専任を置いている場合もありますが,多くの中小企業は兼務や少数精鋭で編成されています。よく人事担当者から聞く話として「人事部門の人手不足への不満」があります。しかし,ある小売企業では数名の人事スタッフで,1,300名の正社員を人事考課しながら,今年は125名の新卒採用を行い,定期的な教育訓練を実施し,制度構築や労働環境の整備を行っています。しかも,この会社は低迷する小売業界にありながら20年以上にわたり増収増益を続けているというから驚きです。ここで考えさせられるのが「人事のミッション」です。前出の小売企業の人事部長がおっしゃった言葉がすべてを物語っています。それは,「誰のための人事なのか?」「何のための人事なのか?」という問いです。組織である以上,ある目的を持ち全員が一丸となって進んでいくのは当たり前ですが,会社の原理で人事業務を行った場合,その組織は高い確率で衰退するか最悪の場合は崩壊します。企業は資本主義や経済活動のなかでシェア争いや企業間競争に日々さらされていますが,その構図をそのまま一緒に働くかけがいのない仲間に強要してしまうと,仮に短期的な成長や成果を残せたとしても持続的な成長や成果は無理です。疲弊する企業と同様に,働く個人が疲弊してしまい,とても持続可能とはなりません。しかも,その先陣を人事部門が担うとしたら本末転倒です。

◆「組織のための人」か「人のための組織」か

私が経営者や人事の方と面談した際に必ず確認する二択に「組織のための人なのか?」それとも「人のための組織なのか?」という究極の質問があります。組織としての目標が同じだったとしても,この2 つは目標までのプロセスが全く正反対になります。プロセスが正反対ということは必然的に採用・教育・制度など人事にまつわる業務も似て非なるものになってきます。前者は"会社の原理"で人事業務を行い,後者は"人の原理"で人事業務を行います。違う言い方をすれば前者は"人材消費型",後者は"人財主義型"です。残念なことに私の見てきた企業の8 割は前者でした。いかに多くの経営者や人事担当者が「人事のミッション」を履き違えているか痛感させられます。会社という組織は人の集合体です。いくら経営者や人事が優秀だったとしても,商品を開発し製造し販売し納品する人たちがいなければ成り立ちません。人事は,そうした多くの人が活動するための重要な根幹を担うポジションです。もとより,原材料や資源の乏しい日本にとって財産は「人」しかありません。企業であれば,商品を開発するのも製造するのも販売するのもすべて「人」「人」「人」です。書いて字の通り「人事」は,唯一「人」の「事」を司る大切な部門です。人事は,決して「他人事」であってはなりません。ある"人材消費型"の組織は数年間で売上を10倍へ急成長させたものの,「組織のための人」という方針から極端な能力主義や競争原理を導入しました。私は幾度となく方針転換を促しましたが,人事責任者は「今が重要なときだから」と耳を貸しませんでした。結果的に業績の伸びとは裏腹に年々辞める社員が相次ぎ,退職率20%,メンタル不調者10%以上という状況に陥りました。短期的な利益を追い過ぎたために,せっかく採用費をかけて入社してもらった社員を退職に追い込み,メンタル休職者への休業補償という代償も負うことになったのです。その後,その組織が衰退へ向かったことは言うまでもありません。

◆人が成長するから組織も持続する

第1 回の「持続する組織人事の共通点」は,プロローグとして人事のスタンスやマインドである「人事のミッション」と「人のための組織」について触れさせていただきました。身近な業務に置き換えれば,採用では「一生一緒に働く家族」という想いを持って選考しているか? 教育では「自分の子供が成長するために必要なこと」と同様に考え尽くした計画か? 評価では「面談シートではなく相手の目を見て」この1 年間の良かったこと悪かったことを伝えているか? といったことになるでしょう。持続可能な組織とは,"そこで働く人が成長し続けているから組織が持続可能な成長を続けている"のであって,組織が成長しているから人が成長しているわけではありません。次回からは具体的な人事業務を取り上げ,事例を交えながらお話をしていきたいと思います。

◆安定的に成長し続ける組織の共通点は?

最後に,弊社が今まで支援してきた組織と10万人以上の個人へリサーチした結果から,個人が安定的に成長し持続して組織成果を収めている共通項を紹介させていただきます(図表)。景気・業界・規模・立地などに関わらず,好業績の個人はこれらのポイントが高いレベルを示しており,組織的にも仕組み化されていることが実証されています。人事の皆様には,これらの項目を自社に置き換えて個人や組織の状況をご確認いただければ幸いです。



<2011年12月号 目次>
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  ■HRジャーナル: コーポレートガバナンスのメルトダウンが止まらない/ジャーナリスト 溝上憲文
  ■人事ウーマン フリービット 大久保強恵 さん
  ■あしたの人事部長 バンダイナムコホールディングス 林 徳文 さん
  ■大人の食育講座・今月の社員食堂: JFEエンジニアリング(横浜本社)

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ツール特集:【社内配布用】モチベーションの強化書  
   -ワクワク感を取り戻し仕事スイッチをONにするシート-
       産業能率大学 経営管理研究所 主幹研究員 野間健司
  [CONTENTS]
   No,1 自分のモチベーションを診断しよう
   No,2 今、この瞬間を快適でいよう
   No,3 身体の使い方を変えて快適になろう
   No,4 言葉づかいを変えて快適になろう
   No,5 フォーカス(焦点)を切り替えて快適になろう
   No,6 自分を不快にしている"プログラム"を理解しよう
   No,7 ポジティブなセルフイメージを作る方法
   No,8 自分を動かす原動力を知る
   No,9 本当に実現したいことを明確にしよう
   No,10 先延ばし行動に、前向きな"意味づけ"をしよう
   No,11 行動を促進させるための原則とは
   No,12 目標にはタイムマネジメントが必要
   No,13 日々のモチベーションを維持する方法とは
   No,14 他者のモチベーションを高める質問技法とは
   No,15 チームのモチベーションを高める方法

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読みどころ解説:人事必読の書籍ガイド  
   ~小説・エッセイから歴史書まで"少し意外な"30選~
       人事政策研究所 望月禎彦
  [CONTENTS]
   1 『燃えよ剣』司馬遼太郎―組織には「嫌われ役」も必要
   2 『八甲田山死の彷徨』新田次郎―極限状態でのリーダーシップ
   3 『代表的日本人』内村鑑三―外国籍社員にも薦めたい
   4 『男の作法』池波正太郎―男をみがく,人間をみがく
   5 『日本を創った12人』堺屋太一―日本の独自性を探る
   6 『働かないアリに意義がある』長谷川英祐―怠け者を許容する組織
   7 『接待は3分』野地秩嘉―おもてなしというコンピテンシー
   8 『営業は女のほうが上』藤本篤志―女性の力を見くびるな
   9 『なせば成る』山形大学基盤教育院―新人研修用テキストとして
   10 『考具』加藤昌治―考えて,使って,継続する
   11 『99.9%は仮説』竹内薫―自分の頭で考える
   12 『経営の真髄』小泉衛位子―企業理念との整合に徹す
   13 『稲盛和夫の実学』稲盛和夫―会計から見た経営の原則
   14 『藁のハンドル』ヘンリー・フォード―批判にひるまず前進させる
   15 『巨象も踊る』ルイス・ガースナー―巨大組織の改革手法
   16 『おとなになる本』パット・パルマー―大人のための絵本
   17 『二人が睦まじくいるためには』吉野弘―人間関係の基本
   18 『古代への情熱』シュリーマン―思いの強さが偉業の根源
   19 『ソフトボール眼アイ』宇津木妙子―金メダルへの性格分析ノート
   20 『運を育てる』米長邦雄―運の女神に好かれる人とは
   21 『漂流』吉村昭―覚悟できるか,できないか
   22 『マネーボール』マイケル・ルイス―本当に意味ある評価基準とは
   23 『セムラーイズム』リカルド・セムラー―革新的な経営理念の浸透法
   24 『美味礼賛』海老原泰久―仕事への執念は十分か
   25 『零式戦闘機』柳田邦男―モノ作り日本の技術者魂
   26 『不撓不屈ふとうふくつ』高杉良―権力に屈しない男に倣う
   27 『フィンチの嘴くちばし』ジョナサン・ワイナー―進化は今起こっている
   28 『のぼうの城』和田竜―埼玉で人間力を学ぶ
   29 『豊臣秀長』堺屋太一―よき補佐役の仕事術
   30 『小説 上杉鷹山』童門冬二―人の心に火を点ける

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インタビュー
この人と1時間: 両角 速 さん 東海大学体育学部・競技スポーツ学科 陸上競技部・長距離駅伝監督
      「選手の人間的成長を伴った競技実績にこそ価値がある」

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people works lively: 人材活用 社長の手腕
      ㈱アイル 岩本哲夫 氏
       『企業=人』の理念&ガラス張り経営で皆が自慢したくなる職場環境を実現

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Case Report/あの会社この制度: 日本ヒューレット・パッカード㈱
      研修と業務をリンクさせ、障がい者のエンプロイアビリティ向上を支援

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隣の外国人職場: コニカミノルタホールディングス㈱
      3タイプの海外人材採用と海外幹部研修で"真のグローバル企業"への進化を目指す

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逸材を見抜く採用試験問題・解答例: ジェイエイシーリクルートメント
      「『履歴書データを基に』この人物が転職を検討している真の理由を推察し、そう判断した理由と併せてお答えください。」

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IT'S A SMALL WORLD: この業界の人事に学ぶ  [江戸和竿職人 編]

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連載
   ●企業内社労士を目指そう!<#19その2>
    高額療養費.........坪 義生
   ●人事パーソンの転職考<1>
    人事パーソンの転職事情.........西尾 太
   ●組織力強化に繋げるメンタルヘルス対策<2>
    多様な従業員についていけない企業とマネジャーの苦悩......岡 晴雄
   ●時代が求めるサーバントリーダー<3>
    人の力を活かし企業を成長させるリーダーとは.........真田茂人
   ●人事マネジャーS氏の「部下の悩み相談室」<4>
    職場のメンタルヘルス・ケアに対する支援...日本コンサルタントグループ
   ●プロフェッショナル人事のミッション<5>
    社員の維持............松井義治
   ●ワークモチベーションの「着眼点」<6>
    組織風土.........梶川和重
   ●「育成できる評価者/自律する被評価者」の育て方<6>
    被評価者が自らを育てる研修プログラム.........佐藤 東
   ●組織活性化6つのエピソード<7>
    トップと現場の連続.........PMIコンサルティング
   ●会社と社員のトラブル事例<9>
    中途採用した管理職が能力不足だったら/休日に移動したら休日出勤か...内海正人
   ●今月の人材開発キーワード<17>
    忘却.........田添忠彦
   ●団結力を高める人事<1>
    団結力に秀でた組織の成功要因.........デロイト トーマツ コンサルティング
   ●持続可能な組織の条件<1>
    「人」のために人事が機能している.........門田政己
   ●EAPの現場から<1>
    望ましいラインケア研修とは?.........大谷 裕
   ●配属・異動5つの鉄則<1>
    組織内で最も重要な決定は「人事」.........山下淳一郎
   ●"思い"を実現する組織づくり<5>
    アサヒビール㈱ 思いを描く目標管理制度...多摩大学知識リーダーシップ綜合研究所
   ●ケースとクイズで理解する世界のマネジメント事情<12>
    日本 編.........奥山由実子
   ●人材の常識・非常識<第72回>
    働くことの意味を考えるヒント.........本田有明
   ●労働判例FILE ソフトウエア興業ほか事件.........島田陽一
   ●人事規定-サンプル条文付き-<File.27>
    介護のための柔軟勤務規定.........山口貞利

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定番
   ■NEW人事情報バンク
   ■前職人事マン 武田斉紀 氏
   ■著者に訊く 『部下を育てる「ものの言い方」』の井上健一郎 氏
   ■調査資料
    research 『グローバル人材の育成と活用に関する実態調査』学校法人 産業能率大学
   ■HR Short Message「5番目の経営資源『労働組合』に注目を」西尾 力
   ■HR BOOKSHELF(書評)
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