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代表者挨拶

未だに経営の3要素を「ヒト」「モノ」「カネ」と認識している方がいることに驚きます。
自らの意思を持ち、自ら考えて行動することができる「ヒト」はモノやカネと同類でしょうか?
「ヒト」をモノやカネと同じように認識している企業や経営者は、「ヒト」への接し方がモノやカネを
扱うが如く、「ヒト」を道具や手段として利用していることが多くあります。
挙げ句の果てには「経営効率の為」「企業存続の為」などと大義名分を掲げリストラを行います。
仮に、企業経営を家庭に置き換えた場合、世帯収入が減少したからと言って我が子を寒空へ追い出して
衣食住を奪いますか?
きっと自分のことを差し置いてでも我が子を優先して守ると思います。
こんな当たり前のことが一部の方からは「門田さんの言っていることは理想です」と言われます。
果たして、「ヒト」を自分と同じ人間として接することや一緒に働く仲間を家族のように大切にすること
が理想なのでしょうか?
私たちは今までに500社以上の組織へ業績向上や社内活性化の支援を行ってきましたが、改善する組織
とそうでない組織の違いは「ヒト」を重視し、「ヒト」を大切にしているか否かの差でした。
加えて言えば、「ヒト」を大切にできない組織は、モノやカネばかりか取引先や顧客など関係する全てを
大切にできない組織だったのです。

近年、日本経済はかつてないほど厳しい状態に曝されています。
こんな時代において、他国、他社、他者と何で差別化し、何で優位性を発揮しますか?
例えば国内では、既存マーケットの成熟化や少子高齢化に伴う伸び悩みに直面しています。
また国外へは、米国発世界的金融危機の余波や経済のボーダレス化による輸出低下が深刻な問題です。
そればかりか、2011年に発生した東日本大震災が与えた国内外へのダメージは計り知れません。
そんな中、組織で活躍する「ヒト」は、社会や経済の環境変化に対応しつつ、新たな付加価値を創造し、
持続可能な成長を遂げることが期待されています。
その差別化となり優位性の要となるのが「人財(人材)」なのです。
「人財」とは、本来「人材」の漢字を用いることが通例であり、「人財」とは造語です。
また、「人材」の代わりに「人財」を用いる目的や解釈はそれぞれに異なります。
ここでは、私たちの「人財(人材)」に対する考えや想いを皆様へお伝えしたいと思います。

「人財(人材)」は、組織にとってモノやカネと違い一線を画した尊い存在です。
では、「人」と「人財」の違い、はたまた「人材」と「人財」の違いは何でしょうか?
「組織にとって人は唯一無二の存在である!」という前提においては、私たちの考える「人」も「人材」
も「人財」も全て同じです。
もともと、材料を連想させる“材”という漢字ではなく、財産を連想する“財”の漢字を使うことの方が、
私たちの「人財(人材)」に対する理念に合っていたことが挙げられます。
英単語で表現するならば、human resources(人的資源)ではなく、asset(財産、価値のある)を用いた
human asset(注:こちらも造語です)で表現することと同じです。
それだけ、世の中の話題や組織が「人財(人材)」を使い捨ての消耗品として扱っている例が多いのです。
私たちが「人財」とするのは、そんな社会や組織への警鐘でもあるのです。

ですが、「人財(人材)」である私たち自身も激変する世の中に対応しながら、新たな付加価値を創造し、
価値提供を最大化できるよう、日々の研鑽や努力を怠らず積み重ねる必要があります。
それこそが、「人」が「人財」の所以であり、故に「人財」によって差別化でき、「人財」によって優位性
を確立できるからこそ、「人財」が求められる理由だと考えています。
一方で、自己研鑽や自主努力の個人差とは言い難い「人財(人材)」がいるのも事実です。
そこには「自らの意思を持たず、自ら考えず、自ら行動しない」という共通点があります。
「人財(人材)」に対する社会や組織の風潮を厳しく指摘しながら、このような残念な「人財(人材)」が
いることも真摯に受け止める必要があります。
最近では、「人罪(じんざい)」や「人在(じんざい)」と揶揄された言葉も存在します。
先の共通点を考えると一概に“言う側”の問題だけではなく、“言われる側”の問題も否めません。

しかし、現代のような社会環境で活躍する「人財(人材)」の実態は掴めていませんでした。
そこで私たちは、産学共同で研究調査を行った結果、他の研究調査では得ることのできない能力(スキル・
スペックなど表層的部分)と価値観(スタンス・スタイルなど深層的部分)の双方からパフォーマンスを
上げる「人財(人材)」の共通項を分析解明することに成功しました。
なお、分析結果は「人財白書(パフォーマンスを上げる人財の要件)」としてまとめています。
一人でも多くの「人財(人材)」が組織で活躍されることを願い、ご挨拶の言葉にかえさせていただきます。

MON株式会社
代表取締役 門田政己

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